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知事定例記者会見(2026年6月15日)

令和8年6月15日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

今日もよろしくお願いいたします。イランと米国が停戦合意か。という報道に接し、期待を持って注目しています。正式に合意がなされることを祈っています。ホルムズ海峡も無償で開放するという報道もございますので、そういった状況が一日も早く、一刻も早く訪れることを願っています。

サッカーのワールドカップは日本代表がオランダに勝ちに等しい同点だったと思います。格上の相手、先行される戦いにも、日頃、世界と戦っている選手の皆様が感動を呼ぶ、そういう活躍をしてくれたと思っています。これからの戦いにも期待し、応援をしていきます。

県の防災ポータル、土木防災情報システムの説明
県の防災ポータル、土木防災情報システムの説明

出水期に入ってきておりますので、改めて、私たちが住んでいる地域、働いている地域のリスクを確認し、いざというときの避難行動を確認してください。また、場合によっては食料等、事前の備蓄なども行いましょう。雨が降っているとき、多く降ることが予想されているときは、気象情報、県・市・町発表の最新の情報に注意してください。県内でも悲しい事故がございましたけれども、アンダーパス、地下道、また増水した河川、危ない場所には近づかないよう、御注意いただきたいと思います。新しい防災気象情報を、県の防災ポータル、土木防災情報システムにどうリンクさせるのかという課題につきましては、今回、一部システムを改善いたしまして、気象庁ホームページに直接リンクさせることとなりました。今回のこの改善されたシステムでありますとか、防災アプリも活用していただきながら、情報を確認していただきたいと思います。
一昨日土曜日には、竜王町善光寺川にて河川環境美化作戦に参加させていただきました。平成21年から長く、そして継続的に住民の皆様方、そして近辺の企業の皆様方にも御参画をいただいて、みんなでこの美化活動、愛護活動をしていただいております。花桃の花が咲いたり、鯉のぼりの吹き流しを飾られたりということで、大変、地域の皆様、ここ477号線が通るそのそばでありますので、アウトレットに来られた方々など多くの方が楽しんでいらっしゃる、こういう美しい川づくりに取り組んでいただいていることに改めて敬意を表し、感謝申し上げたいと思います。県もこういった河川敷に河川のそばに降りていけるような、こういう通路をつくるなどですね、協力してこの河川愛護活動をこれからも進めてまいりたいと思います。

コアユについて説明

水ということで言えば、小鮎の量が昨年に比べて、回復の兆しが見られるのではないかという、報告をいただいております。また、詳しくは水産課から御説明させていただきますが、エリ漁、ヤナ漁、刺し網漁、そして鮎の沖すくい網漁が始まり、どの漁法においても、漁獲量が昨年、一昨年を超えている状況であると聞いております。昨年、産卵用の人工河川の運用を一部工夫・改善しながら、鮎を放流いたしましたので、そういった効果も一部表れているのではないかと見ておりますが、詳細を調べ、必要な事項等は皆様方とも共有したいと思います。

パンとエスプレッソと

それでは資料に基づいて2点申し上げます。1点目は、びわこ文化公園に6月21日、とても人気があると聞いていますベーカリーカフェ、「パンとエスプレッソと」が2店舗同時にグランドオープンするということです。THEシガパークということで、公園の魅力向上を進めておりますので、こうした取組をとても嬉しく思っています。びわこ文化公園にございます茶室「夕照庵」。こちらには日本庭園を望み、パンとお茶を楽しめるお店「パンとエスプレッソと夕照庵」が新しくオープンする。また、去る5月20日にはプレオープンされております、わんぱく原っぱの隣の「パンとエスプレッソとびわこ文化公園」もメニューや営業時間を拡大していただいて、グランドオープンを迎えるということです。このオープンに先立ちまして、6月21日、10時30分から記念式典が開催されるということです。広場もあります。遊具もあります。近くには美術館も図書館もございますので、ぜひ多くの方にお越しいただき、お楽しみいただければと思います。お越しの際は、鉄道、バス等、公共交通機関も御利用いただいて、お越しいただければと存じます。
 

支援チーム立ち上げ

もう1つは、支援機関、金融機関等、皆様と連携して、企業の脱炭素経営支援チームを立ち上げることになりました。県内の中小企業等による脱炭素経営の取組を促進するため、各機関で連携をして、事業者の取組を支援するサポート力を底上げして、脱炭素経営に関する課題をスムーズかつ的確に解決しようというものでございます。近年、大企業を中心にサプライチェーン全体の脱炭素化が求められているということを背景に、取引先の中小企業等に対しましても、CO2排出量の可視化でありますとか、削減を求められる流れがございます。その中で、企業に対して、脱炭素、CO2ネットゼロをしよう、と正面から呼びかけますものの、企業の皆様方の関心・行動になかなか結びつきにくいという現状を踏まえまして、普段から企業の皆様に寄り添っていただく支援機関、金融機関との連携を探るため、昨年度、連携のあり方の方向性を整理したところでございます。今年度、チームにおきまして、各機関の支援メニューをマップ化したり、脱炭素経営に係る優良事例の掘り起こしを行い、横展開もしながら、県内の各支援機関、自治体等に共有して、支援制度の利用拡大を進めていきたいと考えております。今後は、こうした活動と合わせまして、支援チームでの議論を通じ、効果的な支援のあり方も模索・構築し、滋賀県らしいCO2ネットゼロの取組を、つくっていきたいと考えているところでございます。ぜひ、6月22日に第1回となる会議を開催いたします。皆様方にも取材していただける方向で、現在調整しようとしているようでございますので、御注目、御報道をいただければ幸いでございます。私からは以上です。

[読売新聞]

北陸新幹線の関係についてお伺いします。今8ルート案あると思うんですけれども、これの建設費とか費用便益比、いわゆる費用対効果ですね、そういったものの国交省の試算が、先週、一部の報道で出ました。知事の推される小浜・京都ルートについては、費用便益比1.1という数字が出て、これはいわゆる着工条件である1を超える数字が出たということですけれども、一方で建設費などに関しては、当初の2倍を上回る5.5兆円とか5.8兆円という見通しになりました。これらは全体像の一部かなと思うんですけども、まずこの報道の受け止めと、こういった数字についてどう見られているかというところをお伺いしたいです。

【知事】

報道は承知しています。今国会中にルートを決めようということで、与党の皆様方を中心に御検討いただいておりますし、本県も機会をつくっていただいて意見表明させていただきましたので、こういった報じられた数字等が正式に示されて、ルート決定の一助になり、できるだけ早くルートが決まることを期待いたしたいと思います。

[読売新聞]

今の報道ベースの中では、一喜一憂しないという、そういった対応ですか。

【知事】

どの報道のどの部分か分かりませんけれども、詳しく私は見ていませんので。中身も見て、どういう前提でこういう計算をされているのかなども確かめた上で、また必要なことは申し上げていきたいと思います。

[NHK]

先ほどあった「パンとエスプレッソと」、について滋賀県では2023年に大津市でパンとコーヒーの購入額が全国1位となった事例もあります。滋賀県にとって、こういったパンとかコーヒーのお店というのは、待ち望まれている方も多くいると思うんですけれども、知事としては、今回このお店が来ること自体をどう受け止めていらっしゃるのか、教えてください。

【知事】

いや、楽しみですね。こういった公園、御家族連れが来られる、美術館・図書館という憩いの場にあるお店として、とってもふさわしいお店に出店いただけたのではないかなと思っています。私は行ったことはないんですけど、パンもコーヒーも好きですし、また機会を見つけて行ってみたいなと思います。キャッシュレスで決済されるということも聞いていますので、そういう意味でも、どういう御反応なのか、実感してみたいなと思いますね。楽しみにしています。

[NHK]

先週、三重県の方でカスタマーハラスメントを防ぐための罰則の条例の最終案が取りまとまったということで、知事が禁止命令を出しても従わない場合は、罰則の対象となって、最大50万円以下の罰金や30日未満の拘留が課されることになります。一方で具体的にどの言動が対象になるのかなど線引きが難しく、運用する三重県にとって恣意的にならないことが求められていますが、知事としてこのカスタマーハラスメントに関する条例案が検討されていることについてどう評価されますでしょうか。

【知事】

カスタマーハラスメントにどう対応していくのかということは、三重県のみならず本県、滋賀県においても大変重要な課題だと思っておりまして、現在本県でも調査、どういう状況なのか、アンケート調査を県内企業1500社と働く方々に対して、4月から5月にかけて行いまして、8月をめどにその集計結果を出すべく、今、集計作業をしていると聞いております。この三重県さんで御検討されている条例案なるものが、どういう枠組みになっているのか、今お尋ねいただいたその罰則に対して何があったり、どういう流れでそういうことに進んでいくのかということについては、詳らかではありませんので、分からないんですけれども、おっしゃったように、恣意的じゃないかとか、どういった形で罰則が出されるんだということについては、今後、適切に御説明されていくのではないかなと思います。

[NHK]

野洲市の中学校で水泳授業が来年度からなくなるということになりました。理由としては、猛暑で屋外プールが使えなかったりとか、プールが老朽化していることが影響としてあるんですけども、琵琶湖がある滋賀県において、水泳授業がなくなることをどう捉えるのかという点と、一方でお隣の守山市では屋内型のプールを建設して、全ての小中学校が使えるようにする予定だということで、こうした一方のところではプール授業がなくなって、一方では屋内という形で熱中症対策などもした上でプールをできるようにするという、自治体間で格差が見られる状況をどう捉えておられるか教えてください。

【知事】

水泳の授業というのは、泳力を身につける、向上させるだけではなくて、水の危険性を理解したり、自ら命を守るための知識、判断力、そしてまた必要な能力等を培うという意味において大変重要な役割があると思います。ただ、学習指導要領でも、小学校から中学校において水泳運動を取り扱うとされているんですけど、適切な水泳場の確保が困難な場合は、実技指導を扱わないことができるとされていると承知をしておりますので、自治体の判断によって、状況によって、そういうことが生ずる、これは当然あると思います。ただ、冒頭申し上げたように、でも必要な能力を、知識を養うために、どういう機会を子どもたちに与えていくのかということについては、これもそれぞれの市町で御検討されるでしょうから、こういう取組に県も寄り添えるようにしていきたいと思います。学校内の施設だけではなくて、そういった市営、公立のプール等を活用される、民間の水泳場を活用されるという事例もあるでしょうから、そういう市町の対応に県も寄り添って対応できるようにしていきたいと思います。

[京都新聞]

土曜日に、決起大会を開かれて、大勢の方が集まられたと思いますが、改めて18日から始まる告示について、2人候補者が出ようとされている現状があるなかで知事が思われる、どんな政策が今回の選挙において、いわゆる争点となるのか教えてもらえますでしょうか。

【知事】
今週18日から滋賀県知事選挙が始まります。私は立候補を予定して現在準備を進めております。どういったことが争点になるのかというのは、それぞれの方々の御関心によるところが大きいと思います。まずは、人口減少、長寿化、少子化、こういう流れの中で、どうやって私たちにとって大切な地域社会を維持していくのか、また必要な公共サービスを整えていくのかということは、多くの方が御関心を持たれると思います。私たちは北部振興の取組などを進めておりますし、ベースとなる医療福祉の地域ごとの包括ケアシステムを整えていこう。また、病院経営が非常に大変ですので、人材の確保もそれぞれ苦労をいただいておりますので、そういったものへの寄り添いですね。地域医療構想、いよいよ重要な時期に入ってきますので、そういった意味での健康づくり。また、産業づくりということについては、新たな産業クラスター、こういったものをどう形成していくのか。中小・小規模・地場産業をどう応援していくのか。そういう意味での産業づくり、これは農林畜水産業含めです。さらには、ひとづくり。あらゆる面に通じると思いますけれども、子ども・子ども・子ども。数が少なくなってきたからゆえに、一人ひとりを大切にする視点でありますとか、その能力を高める。県立高校の改革ということとか、高専の設置、こういったことも注目されるのかもしれません。交通まちづくりということも、全国に先駆けて財源を含めた検討をしておりますので、現に鉄道の減便とか、バス路線の廃止・縮小、こういったことも起こっていますので、前回もそうでしたけど、街を走っていて、訴えていて、呼び止められて、御意見を述べられることというのもあるのではないかなと想定しております。当然、3期12年やらせていただいて4期目ということに対する皆様方の御評価、また、これは厳しくもあるでしょうし、好意的に頑張れということもあるのかもしれません。こういったお声も受け止めていくというのが大事な選挙期間中の状況じゃないかと思っています。公務をやりながらの選挙ですので、議会も今、暮らし経済への緊急対応、予算の補正を御審議いただくべく、今お願いをしておりますので、そういったことに対応しながら臨む選挙、誠心誠意、臨んでまいりたいと思います。

[京都新聞]
御回答の中に交通まちづくりというフレーズで財源を含めたということをおっしゃられていて、今の回答の中には新しい税、交通税とか税という言葉がなかったんですけれども、有権者の判断の中には、現状立候補を表明されているお二人は交通税には反対という明確なスタンス、並びに知事の方は新たな税ということで検討を推進するという立場で、必ずしもすぐ導入しますという御発言はちょっと見当たらない面もあるんですけれども、新たな税、いわゆる交通税の方が県民の方が投票するにあたっての1つの目安となるのかどうか。なるとすれば、知事としては選挙戦、どんなふうな言葉でこの新たな税について訴えていこうとされているのか教えてもらえますでしょうか。

【知事】
まず、県内、津々浦々の各地域、見て回ろうと思います。これまでもやっています。いつもやっていますけれども、選挙期間中、名前のたすきをかけて政策公約を掲げて歩きますので、多くの方々がいつも以上に関心の度合いを高めて、知事に接していただくでしょうし、候補者に接していただくでしょうから、まずは津々浦々県内の状況を見て回る。私どもとしては、今年度から地域交通計画を動かし始めて、市町の取組を応援したり、シェア交通、デマンド交通、バリアフリー、こういったものを積極的に応援するという取組を始めていますので、そういったことも述べながら、かつ、まず既存の財源を使ってやろうと。国、県、市、町、事業者、利用者、それでも足りない部分を新たな税等に求めるとすれば、どういう社会があるのか、選択肢があるのか、マイカー以外の選択肢を持つということについても、皆様方に投げかけてまいりたいと思っています。そこにどういう御反応があるのか、前回以上に、例えば、この間検討してきた交通税、新たな税ということで報道等もしていただいて、皆様の御関心、御注目も、もしかしたら高いのかもしれません。ゆえに、反対の御意見も、賛成の御意見、期待の御意見も承るのかもしれませんし、何より日々の暮らしに、お一人お一人の暮らしにどういう影響があるのかということを、皆様、もう今もそうです。尋ねられたり、御提案いただいたりしますので、そういうお声に向き合っていきたいなと思います。

[京都新聞]
ありがとうございます。冒頭の読売新聞さんの北陸新幹線のB/Cについて補足でお伺いします。B/C以外にも、いわゆる想定される工期の、長さ、短さであったり、金沢駅から京都駅間とか、いわゆるこの所要時間についても比較が出ていて、8ルートそれぞれ数値は異なりますが、改めて具体的に知事のもとに示されているかどうかわからないんですが、現状このルート決定がされる前の段階の議論の過程にはあるとはいえ、データは非常に重要視されるべき事柄かと思うんですけども、現状改めて知事の受け止めを教えていただきたいなと思っております。

【知事】

 まず、先ほどからお尋ねいただいている、今回示されたと言われている北陸新幹線延伸の費用対効果、私は見ていませんので、詳しく分かりません。報道で一部紹介されているというのは見ましたが、中身を見て、自分の考えは述べたいと思います。ただ、この夏には与党としてルートを決定しようという方針で鋭意、御検討されている、その大切な一助となるこの数字が示されたものと思料いたしますので、検討が充実、また前進することも期待したいと思います。そのときどき、例えば小浜・京都ルートは、その時点での費用対効果や様々なことを検討され、決められたのでしょう。今般、事態、状況が、政治状況も含めて変わったので、最新の情報を共有して、議論、検討を決定しようということですので、ただ、この検討に長く時間をかけすぎることが、供用を遅らすということにもなるでしょうから、できるだけ早く決定し、次のプロセスに入ることも併せて期待したいと思います。

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